参加者の行動指針

第131回日本解剖学会学術総会 参加者の行動指針

近年、解剖実習や献体に関する情報が、不適切な形でSNSに投稿される事例が報告されており、それが誤解を招いたり、不適切に受け取られることで、学会の意義や研究の信頼性、さらには献体者への敬意に関わる問題となるケースが見受けられます。
このような状況を踏まえ、本学会では学術総会における適切な行動指針を定め、参加者の皆様に遵守をお願い申し上げます。

1. 発表者の許可のない撮影の禁止

学会の口演、ポスター発表、その他すべての発表物について、発表者の許可なく動画や写真を撮影することを禁止します。
発表内容は発表者の知的財産であり、無断撮影や公開は学術的倫理に反する行為です。

2. SNS投稿における写真・映像の取り扱い

解剖学に関する発表や議論の内容は、誤解を招いたり、不適切に受け取られる可能性があるため、SNS等での発信は慎重に判断してください。
特に、個人のプライバシーや献体者の尊厳に十分配慮し、学術的価値を損なわないよう注意が必要です。

3. 尊重に基づいた発信と行動

学会内外を問わず、他者への尊重と配慮を常に心がけてください。
攻撃的な言動や誹謗中傷は学術の場にふさわしくなく、決して許容されません。
建設的かつ敬意を持った議論を推奨し、他者の意見を尊重する姿勢で行動してください。