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 このたび,第27回日本喉頭科学会総会ならびに学術講演会を開催させて頂くことになりました。伝統ある本学会を担当させていただき,大変名誉なことと存じますとともに,身の引き締まる思いをいたしております。また,このような機会を与えていただきました丹生理事長をはじめ,会員の皆様方に心から感謝申し上げます。
 今回の学会では「喉を守る」をテーマとしております。Laryngologistの使命は喉頭に発生するあらゆる疾患に対処し,喉を守ることです。声帯の腫瘤性病変を切除して喉を守ること,喉頭癌や下咽頭癌から喉頭機能温存治療を行って喉を守ること,反回神経麻痺などの運動障害から機能を回復させて喉を守ることなど,全て我々の大きな責務であります。本学会においてもこれらのことに関して発表・討論が活発に行われることを期待しております。
 特別企画に関しては,基礎シンポジウムで香取幸夫先生(東北大)のご司会で「喉を守る 喉頭・気管領域の研究 up to date~若手喉頭科医による最新の知見」と題して,今後の日本の喉頭科学の基盤を支えていく若手研究者の研究成果を披露していただきます。臨床シンポジウムでは田山二朗先生(国際医療研究センター)に,「喉を守る 声帯膜様部病変に対する喉頭微細手術~私のやり方」と題して,日常よく行われている良性腫瘤性疾患の切除手技を取り上げていただきます。今年で誕生して50年を迎える喉頭微細手術の基本的な手技ではありますが,基本的であるが故に最近あまり取り上げられることがなかったテーマと思います。パネルディスカッション「喉を守る 喉頭癌~ここまでできる経口的アプローチ」では梅野博仁先生(久留米大)と中山明仁先生(北里大)のご司会で,最近よく行われるようになりました咽喉頭癌に対する経口的手術、特にレーザー手術を中心に,米国Mayo Clinic Arizonaからお招きしたMichael Hinni先生の基調講演に続き、国内のエキスパートと討議していただきます。
 さらに,公募パネル「伝えたい私の技」として,喉頭科学に関連した手技や工夫等を自己アピールして伝えていただく企画を設けましたが,咽喉頭腫瘍,音声外科,音声障害,気道の4つの分野で22題のご応募をいただき,また一般演題に関しましても,多くの領域から95題のご応募をいただきました。誠にありがとうございました。
 我々防衛医大は防衛省管轄の唯一の医学部でありますが,その特色を生かす企画も用意しております。特別講演では,耳鼻咽喉科専門医で海上自衛隊医官のトップのお一人である佐藤道哉海将補に防衛医学と喉頭科学の接点をお話いただきます。さらに海上自衛隊横須賀音楽隊によるミニコンサートや自衛隊関連の展示も行いますので,是非楽しみにしてください。
 教室員一丸となって,先生方のご期待に少しでも添えるように鋭意準備を進めて参りましたが,不行き届きの点など,お迷惑をおかけするかもしれませんが,ご容赦いただければ幸いです。また,会の成功は会員の先生方のご協力にかかっておりますことは言うまでもございません。何卒盛大なるご支援をお願い申し上げます。