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 このたび、皆様のご支援をいただき、第30回日本外傷学会学術集会を平成28年5月30日から2日間にわたり主催させていただきます。ちょうど30周年の節目になる本学会学術集会を、当教室で担当できますことは大変名誉なことであり、教室をあげてこの重責を果たしたいと考えております。
 この30年間、日本外傷学会は、臓器損傷分類の開発・定着化、JATECコースの開発・普及、日本外傷データバンク(JTDB)の整備などを通して、わが国の外傷診療の向上に大きく寄与して参りました。その成果は、わが国の交通事故死の激減やJTDBの科学的データ解析による治療成績改善など、さまざまな形で示されております。さらにこれから30年、わが国の外傷学・外傷診療のさらなる革新的な進化を目指して、今回の学術集会の主題を「外傷学30年 さらなる飛躍に向けて」といたしました。
 本学会は、日本医科大学救急医学教室と済生会神奈川県病院外科との外傷診療カンファランス(外傷症例検討会)を前身としております。学会設立から今日に至るまでの30年の歴史を振り返る特別展示を企画致します。
 最近の外傷学で注目を集めているトッピックに「外傷後急性凝固障害」があります。これを「DICが基礎病態である」とする日本の研究者の主張と、「DICではない別の病態である」とする欧米の研究者の間で、学術雑誌上での論争が続いております。本学術集会では、日本の研究者の代表である北海道大学の丸藤教授と欧米の研究者の代表であるQueen Mary University of LondonのBrohi教授の直接対決を企画致しました。是非、ご期待下さい。
 学会メインテーマに沿う形で、シンポジウムのテーマを「わが国のPreventable trauma deathは減少できたのか? ― これまでの取り組みと今後の望むべき姿」と致しました。またパネルディスカッションで「わが国における外傷センターとは?」も企画しております。
 テーマを公募させて頂いておりますCross Fire Sessionでも白熱したディスカッションにご期待ください。
 また来る2020年東京オリンピックに向け、オリンピック組織委員会・日本集団災害医学会とのジョイントセッションの企画も進行中です。
 会場は、東京は山手線の真ん中、御茶ノ水に新規に建設された御茶ノ水ソラシティーです。初夏の東京を楽しみつつ、外傷診療の未来について大いに議論しましょう。
 多くの皆様のご参加をお待ちしております。


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