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日本DDS学会
 
 
第1日目日程表
第2日目日程表
指定演題
 
 特別講演
特別講演1 「創薬のための分子プロファイリング」
 夏目 徹 (独立行政法人産業技術総合研究所)
特別講演2 「日本のアカデミア創薬研究」
 長野 哲雄 (独立行政法人 医薬品医療機器総合機構)
 
 特別シンポジウムⅠ「日本DDS学会、これまでの30年」
 

学会発足当初からのメンバーであり、理事長経験者でもあります、橋田充先生、岡野光夫先生に日本DDS学会の30年の歴史を振り返っていただく。

 
「ターゲティング型DDSの設計と評価」
 橋田 充(京都大学大学院 薬学研究科)
「インテリジェント材料とそのDDSおよび再生医療への応用」
 岡野 光夫(東京女子医科大学 先端生命医科学研究所)
 特別発言:永井 恒司((財)永井記念薬学国際交流財団)
 特別発言:前田 浩(崇城大学 薬学部)
 
 
  特別シンポジウムⅡ「日本DDS学会、これからの30年」
オーガナイザー  
 田畑 泰彦(京都大学 再生医科学研究所)
 武永 美津子(聖マリアンナ医科大学 難病治療研究センター)
 

 先人たちの優れた研究成果をもとに、多くのDDS製剤が臨床で実用化されてきた。これらは、投与量の低下や副作用の軽減等に貢献している。
  本シンポジウムでは、未来に向けたDDS研究に焦点をあてる。これからを期待される「若手」研究者数名が、実用化DDS製剤を目指して日々取り組んでいる研究内容を新たな視点から講演する。核酸医薬の効率的なデリバリー研究、独創的なターゲティングを目指したキャリア研究、臨床現場で有望なDDS製剤を実際に評価中の成績について、また感染予防を目指したワクチン研究など、薬学・医学・理工学各領域の若手研究者の精鋭が、自身の将来の夢を含めた講演を行うシンポジウムを企画している。

 
「ミトコンドリア標的型核酸ナノキャリアの開発と今後の展開」
 山田 勇磨(北海道大学大学院 薬学研究院)
「核酸デリバリーのための高分子ナノキャリア設計」
 宮田 完二郎(東京大学大学院 医学系研究科)
「抗がん剤内包高分子ポリマーミセルの臨床試験」
 濱口 哲弥(国立がん研究センター中央病院)
「ゼラチンハイドロゲルDDS技術を取り入れた骨・軟骨再生医療」
 黒田 良祐(神戸大学大学院 医学研究科)
「細胞シート工学の基礎研究と将来展望」
 中山 正道(東京女子医科大学 先端生命医科学研究所)
「粘膜免疫のユニーク性に基づく粘膜ワクチンの開発・免疫創薬への新展開」
 國澤 純((独)医薬基盤研究所)
 
  シンポジウム1「DDSマッチングシンポジウム」
オーガナイザー  
 菊池 寛(エーザイ株式会社)
 粕川 博明(テルモ株式会社)
コメンテイター
 長谷川 宏之(三菱UFJキャピタル株式会社)
 三島 茂(元 UBS証券株式会社)
 鈴木 嘉樹(元 帝人株式会社/星薬科大学 薬剤学教室)
 

企業へ導出したい技術を持っている、あるいは導出した経験のあるアカデミアの先生4名(公募&採択)に簡単にプレゼンをしてもらい、座長(企業研究者)あるいはコメンテーター(ベンチャーキャピタル、証券アナリスト、元企業研究者)からコメントを貰う。最後にオーガナイザーから、企業にDDS技術を導出する場合のポイントについて講演をする。

 
はじめに
粕川 博明(テルモ株式会社)
「新生血管を標的としてワクチン療法の開発~がん、関節リウマチ、肥満~」
 宇都口 直樹(帝京大学 薬学部)
「ミトコンドリア選択的ナノ薬物送達による臓器虚血再灌流傷害の革新的ナノ医療の研究開発」
 江頭 健輔(九州大学 医学研究院)
「代謝可能な中分子量ポリマーによる新しい抗酸化療法」
 長崎 幸夫(筑波大学 数理物質系)
「ナノDDSを実現する添加剤としての細胞内環境応答性脂質様サーファクタントの提案」
 秋田 英万(北海道大学大学院 薬学研究院)
総括と総合討論
 菊池 寛(エーザイ株式会社)
 
  シンポジウム2「ワクチンデリバリーの最前線」
オーガナイザー  
 中川 晋作(大阪大学大学院 薬学研究科)
 丸山 一雄(帝京大学 薬学部)
 

ワクチンにおける新たな投与ルート、キャリアー、アジュバント等の開発について最新の話題を提供する。本テーマに関心のある若いDDS研究者に積極的に参加して頂き、ワクチン開発について熱い議論を交わしたい。

 
「日本発、世界初の貼るワクチンの開発」
 岡田 直貴(大阪大学大学院 薬学研究科)
「サイトカインとタンパク質工学による粘膜ワクチンアジュバントの開発」
 角田 慎一((独)医薬基盤研究所)
「バブルリポソームと超音波によるがん免疫療法」
 丸山 一雄(帝京大学 薬学部)
「がん免疫治療用抗原キャリアとしてのpH応答膜融合性高分子修飾リポソーム」
 弓場 英司(大阪府立大学大学院 工学研究科)
「Drug Navigated Clearance System (DNCS)による血中病因物質の除去」
 山岡 哲二(国立循環器病研究センター研究所 生体医工学部)
「加齢黄斑変性に対するドラッグデリバリーシステム」
 本田 美樹(順天堂大学医学部付属浦安病院)
 
  シンポジウム3「DDS製剤の臨床応用」
オーガナイザー  
 松村 保広(国立がん研究センター東病院)
 南野 哲男(大阪大学大学院 医学系研究科)
 

抗がん剤のDDSはpassive targetingとactive targetingに大別される。Passive targetingについては、腫瘍の脈管系の特性を利用して、抗がん剤の選択的腫瘍集積性を達成しようとする、いわゆるEPR(Enhanced Permeability Retention)効果によるもので、すでにいくつかの剤型が承認されている。本邦発のミセル体の一部は第3相が行われている。Active targetingの抗体・抗がん剤複合体(Antibody Drug Conjugate; ADC)は、乳がんにおけるT-DM1の成功により再び脚光をあびてきたが、抗体に付加できる抗がん剤は3個までにしないと抗体そのものの活性が低下する。よってADCにおける抗がん剤は毒性が強力なものに限られる。通常の抗がん剤はナノ粒子に内包してデリバリーするという不文律ができあがったと考える。DDS研究だけに限らないが、基礎研究成果と臨床には大きな差がある。したがって、基礎開発の段階で、将来、臨床ではどのがんをめざすのか、目的のがんの現状での治療レジメンは何か、など気に留めながら研究を行うべきと考える。本シンポジウムから基礎と臨床の違いを感じていただき、今後のドラッグデザイン、開発戦略に役立てていただければ幸いである。

 
「抗がん剤内包ミセルの臨床試験:現状と今後の展望」
 濱口 哲弥(国立がん研究センター中央病院)
「アカデミア創薬-院内製造GMPリポソームを用いた急性心筋梗塞に対する新しい治療薬の開発」
 南野 哲男(大阪大学大学院 医学系研究科)
「リポソーマル化ドキソルビシン(ドキシル®)の臨床開発」
 向井 陽美(ヤンセンファーマ株式会社)
「臨床応用された抗体抗がん剤複合体と今後の展開」
 松村 保広(国立がん研究センター東病院)
 
  ワークショップ1「機能性材料が拓く新しいDDS」
オーガナイザー  
 金澤 秀子(慶應義塾大学 薬学部)
 菊池 明彦(東京理科大学大学院 基礎工学研究科)
 

革新的DDSには、ブレークスルーとなりうる有機・無機の機能性材料の開発が不可欠である。本WSでは、次世代マテリアルが拓く新しいDDSについて議論する。新しいDDSを目指す機能性材料研究者の最新の研究成果の講演を募集する。次世代DDSのフロンティアとなる研究の講演を期待する。

 
「温度応答性高分子材料を用いたDDS研究へのアプローチ」
 中山 正道(東京女子医科大学 先端生命医科学研究所)
「高分子中空ナノカプセルPICsomeを用いた新しいDDSのアプローチ」
 岸村 顕広(九州大学大学院 工学研究院)
「金ナノロッドと近赤外光を組み合わせたドラッグデリバリーシステム」
 新留 琢郎(熊本大学大学院 自然科学研究科)
「抗炎症機能を併せ持つ経口投与剤を目指したシリカ含有ナノ粒子の開発と評価」
 池田 豊(筑波大学 数理物質科学研究科)
「高分子・ペプチド複合体による脂質二分子膜のベシクル/シート形態制御」
 丸山 厚(東京工業大学大学院 生命理工学研究科)
「カーボンナノチューブの光線力学効果」
 村上 達也(京都大学 物質-細胞統合システム拠点)
 
  ワークショップ2「ナノ粒子製剤の新展開」
オーガナイザー  
 石原 務(日本大学 工学部)
 鈴木 亮(帝京大学 薬学部)
 

ポリマーミセルやリポソームに代表されるナノ化コロイド粒子は有望な薬物キャリアであり臨床での幅広い応用が期待されている。招待演者及び公募演者には、種々のナノ化粒子製剤に関しそれぞれ基礎からin vivoへの応用などを紹介して頂き、その有用性や発展性、今後の課題などについて議論する。

 
「ナノ気泡を利用した超音波DDSの構築」
 鈴木 亮(帝京大学 薬学部)
「放射光を用いた高分子ミセルの溶液中での精密構造解析と生体適合性との相関」
 櫻井 和朗(北九州市立大学 国際環境工学部)
「炎症性腸疾患治療を目的としたアルブミンナノ粒子製剤の設計と評価」
 岩尾 康範(静岡県立大学 薬学部)
「HDL様金ナノ粒子製剤の創製と血管に対する抗炎症効果」
 尾関 哲也(名古屋市立大学大学院 薬学研究科)
「生体内ピンポイント送達に適した機能(標的化能、細胞内侵入能、ステルス能)を有するバイオナノカプセルの現状について」
 黒田 俊一(名古屋大学大学院 生命農学研究科)
「薬物放出速度を制御可能な生分解性高分子ナノ粒子の開発」
 石原 務(日本大学 工学部)
 
  ワークショップ3「分子イメージング技術の最前線とそのDDS研究・臨床へのインパクト」
オーガナイザー  
 横山 昌幸(東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター)
 奥 直人(静岡県立大学 薬学研究院)

最近10年間に、分子イメージング研究が注目されていると共に、用いるプローブと画像機器の開発も急展開している。分子イメージング技術はDDSの研究で有用であるばかりでなく、DDSによる薬物療法の実施においても適用患者の選択や治療効果の追跡に重要である。しかしながら、これまでは分子イメージング研究の成果がDDSには十分には活用されていない現状である。本ワークショップでは、最新のイメージング技術を通して、将来のDDS研究・臨床の新しい方向を展望する。

 
「分子イメージングとDDS創薬」
 奥 直人(静岡県立大学 薬学研究院)
「がん診断・治療への応用を目指した新規光機能性プローブの精密設計」
 浦野 泰照(東京大学大学院 医学系研究科・薬剤学研究科)
「分子イメージング活用創薬とDDS開発」
 渡辺 恭良(理化学研究所 ライフサイエンス技術基盤研究センター)
「小動物用内視鏡を用いた大腸内視鏡検査用造影剤「レクチン固定化蛍光ナノスフェア」の効能評価」
 北村 登喜生(摂南大学 薬学部)
「低侵襲医療に向けたタンパク質ナノカプセル型機能化造影剤の開発」
 村田 正治(九州大学 先端融合医療レドックスナビ研究拠点)
「急性脳梗塞再開通後のMRI造影剤を用いた血管透過性評価」
 白石 貢一(東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター)
 
  ワークショップ4「核酸医薬品開発の最前線」
オーガナイザー  
 高倉 喜信(京都大学大学院 薬学研究科)
 川上 茂(長崎大学大学院 医歯薬学総合研究科)

アンメットメディカルニーズの解決を目的に各種核酸医薬の開発が活発に展開されている。本ワークショップではsiRNA、アンチセンスDNA、CpG DNAなどについて最新の情報を紹介し、議論する。

 
「革新的アンチセンス医薬の創製に向けて」
 小比賀 聡(大阪大学大学院 薬学研究科)
「新規核酸医薬DNA/RNAヘテロ核酸」
 横田 隆徳(東京医科歯科大学 脳神経病態学分野)
「安全かつ肝臓特異的な siRNA キャリアとしての PEG 修飾ラクトシル化デンドリマー/シクロデキストリン結合体の構築」
 有馬 英俊(熊本大学大学院 生命科学研究部)
「超音波DDS技術を融合した核酸デリバリーシステム」
 根岸 洋一(東京薬科大学 薬学部)
「新しい治療用核酸としてのmRNA」
 位高 啓史(東京大学大学院 医学系研究科)
「DNAナノテクノロジーを基盤とする核酸医薬のデリバリー」
 西川 元也(京都大学大学院 薬学研究科)
 
  ワークショップ5「DDSを指向したトランスポーター研究」
オーガナイザー  
 登美 斉俊(慶應義塾大学 薬学部)
 中西 猛夫(金沢大学 医薬保健研究域)

薬理作用の選択性を高める手法として、個々のトランスポーターの持つ発現組織選択性や輸送特性の活用に寄せられる期待は大きい。薬物の吸収・分布・代謝・排泄過程を制御する各組織に発現するトランスポーターは、体内動態における選択性を規定している。さらに、疾患と密に関連した発現制御を受けるトランスポーターは、治療の分子標的としてだけでなく、疾患選択的な薬物移行を図る上でも大きな役割を果たしうる。トランスポーターを活用したDDSを目指す上での課題と展望を探るワークショップとするため、薬物治療とトランスポーターに係わる最新の知見を幅広く取り上げたく、発表への積極的な応募を期待する。

 
「薬物の胎児移行における胎盤トランスポーターのインパクト」
 登美 斉俊(慶應義塾大学 薬学部)
「核酸塩基トランスポーターの同定とそのDDSへの応用」
 井上 勝央(東京薬科大学薬学部)
「酸化ストレス回避機構を標的とした癌幹細胞治療戦略」
 永野 修(慶應義塾大学先端医科学研究所)
「標的定量プロテオミクス解析に基づく病態時血液脳関門輸送系の可塑的変化の解明」
 立川 正憲(東北大学大学院 薬学研究科)
「前立腺癌へのtrans-1-amino-3-18F-fluorocyclobutanecarboxylic acid(anti-18F-FACBC)の輸送機序」
 奥平 宏之(日本メジフィジックス株式会社)
「 Pitavastatin誘導体を用いたPET試験によるin vivoトランスポーター機能の定量化」
 前田 和哉(東京大学大学院 薬学系研究科)

 



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