この度、第42回日本耳鼻咽喉科感染症研究会・第36回日本医用エアロゾル研究会を担当させていただくことになりました。教室員および同門会一同、大変光栄に思っております。このような名誉ある機会をいただきました両研究会の役員ならびに会員の皆様に、厚く御礼を申し上げます。
会期は2012年(平成24年)9月7日(金)8日(土)の二日間、海峡メッセ下関(下関市)で開催致します。両研究会は、学会昇格へ向けて合併の気運が高まっており、メインテーマを「感染症とエアロゾルの融合」とさせていただきました。開催会場である海峡メッセ下関からは、対岸の門司港や巌流島などの関門海峡が一望できます。また、源平合戦や明治維新ゆかりの地である下関市には、本州と九州の架け橋である関門橋があります。開催させていただく本会が、両研究会の架け橋となれるよう努力致しますので、ご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
記念シンポジウムとして、「感染症とエアロゾルの連携について」を企画致しました。両研究会の過去を振り返り、連携に向けての将来像について、有意義な討論を期待しております。その他の特別企画として、特別講演、シンポジウム、パネルディスカッション、ランチョンセミナー、モーニングセミナーを予定しております。特別講演として、兵庫医科大学・小谷穣治教授により、「救急・災害医療における重症感染症の治療」を御講演していただきます。シンポジウムは、山中 昇教授の御司会で、「抗菌薬の適正使用とはなにか/いつ増量し、いつスイッチするか」と題して、抗菌薬の適正使用について御議論をお願いしております。パネルディスカッションでは、鈴木賢二教授の御司会で、「耳鼻咽喉科領域の病診連携を考える/重症化を防ぐために」と題して、重症化を防ぐための病診連携について、様々な視点からの御講演が聞けるものと期待しております。
下関市は、ふくをはじめとして様々な海の幸がございます。歴史の大きな舞台となってきた下関市には、数々の歴史的な遺跡や建造物もございます。両研究会を山口県で開催するのは、今回が初めてです。この機会に、多くの皆様のお越しを心よりお待ちしております。 |