燃料電池自動車等と水素インフラの実証試験を行う「JHFCプロジェクト」は、平成18年度から「第2期」として新たなスタートを切りました。
燃料電池自動車のエネルギー効率や、水素製造を含めた総合効率を明らかにした「第1期」に引き続き、「第2期」では、より現実の使用条件下に近い試験データを取得するため、燃料電池自動車のフリート走行を実施しています。また、活動範囲を首都圏だけでなく中部地区や関西地区に拡げるとともに、対象を水素エンジン自動車や小型移動体も含めて、多様な水素利用形態の可能性について幅広い実証試験を行っています。
平成19年度JHFCセミナーでは、これらの実証試験の最新情報を報告すると共に、長期のエネルギー戦略から見た燃料電池自動車の開発およびJHFCプロジェクトの意義についての特別講演を行います。また、JHFC参加の日本の主要な自動車会社とエネルギー供給会社から代表者を招き、「燃料電池自動車開発の進展と普及に向けた課題」に関するパネルディスカッションを予定してます。
今後の水素・燃料電池にかかわる技術開発戦略の策定や、課題抽出を行うための一助としてご参加いただければ幸いです。